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インプラントが抜けてしまった時の対処法

2023.02.13

インプラントが抜けてしまった時の対処法

こんにちは、蔵元歯科医院の蔵元です。

今回はすでにインプラント治療されている方でインプラントが抜けてしまった、被せ物が取れてしまった時の対処法についてお話ししていきたいと思います。

 

 

インプラントのどのパーツが外れたかを確認する

インプラントの構造

 

『インプラントが抜けた。』と思ったらインプラントのどのパーツが取れてしまったかを確認しましょう。

被せ物、アバットメント、インプラント体(人工歯根)のいずれかのパーツが考えられます。

しかしなかなかご自身で判断するのが難しいこともあるので、いつでもご相談ください。

 

 

被せ物が抜けた場合

インプラント体と被せ物が差し歯のようになっている場合、接着剤の劣化等で被せ物が取れてしまうことがあります。

被せ物が壊れていなければ被せ物とインプラント体をきれいにして接着剤で元に戻せます。

 

 

アバットメントが抜けた場合

インプラント体と被せ物をネジで固定している場合、かむ力などででネジが緩んで取れてしまうことがあります。

インプラントメーカーによってネジの種類が違いますが当院ではさまざまなタイプのインプラントメーカに対応できるよう機材を準備しています。

被せ物やインプラント体が壊れていなければそのまま戻せます。

 

 

インプラント体(人工歯根)が抜けた場合

インプラント体が埋まっている骨がなんらかの原因で炎症が起きて吸収してしまった場合、歯周病のように被せ物だけでなくインプラント体も抜けてしまう場合があります。

抜けたインプラントの周りに骨が残っていれば、抜けてしまったところにひとまわり大きなインプラント体を早期に埋めることができます。

しかし骨の吸収が大きい場合は骨の再生手術を行なってからインプラント体を埋めることになるので再び歯が入るのに時間がかかってしまいます。

 

 

抜けたインプラントの保管方法

インプラントが抜けてしまったら、そのまま戻せる場合があるので無くさないように保管してください。

小さいネジや細かい部品もあるので気を付けてください。

 

 

抜けた時は迅速に歯医者に診てもらう

インプラントが抜けた時は迅速に歯医者で検査を行なってください。

被せ物、アバットメント、インプラント体のどこが取れた場合でも早く処置をしたほうがすぐにリカバリーできることがあるので、お早めにご相談ください。

 

 

インプラントが抜けた時に絶対してはいけないこと

画像

 

インプラントが抜けた場合は放置しないように注意してください。

インプラントを抜けたままにしてしまうと、周りの歯が動いてしまったりと噛み合わせが変わってしまうこともあります。

また、患者さん自身で元に戻すことは絶対にやめてください。

細菌感染の原因になったり、さらに不具合を生じる可能性があるため注意が必要です。

その他にも、抜けていなくても何か異常を感じた場合は、放置しないで歯医者で検査を行うことをおすすめします。

 

 

まとめ

今回はインプラントが抜けてしまった場合の対処について記載しました。

インプラントが取れてしまったら、放置せずに歯医者へご相談するようにしましょう。

また、不具合なくインプラントをご利用されている方も、インプラントがお口の中で健康な状態で機能できるよう定期的に検診することをおすすめしています。

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