2024.03.26
歯ブラシの選び方
こんにちは、衛生士の蔵元です。
皆さんは歯ブラシを選ぶときどのように選んでいますか?
磨きやすさ、使いやすさなど皆様様々だと思いますが、今回は歯ブラシを購入する際に参考にして頂けたらといいなと思い、選び方について説明していきたいと思います。
まず、歯ブラシには、①毛の硬さ②毛の形(細さ)③ヘッドの大きさの違いがあります。他にも持ち手の長さや太さの違いもありますが、今回はヘッドの説明をしていきたいと思います。
①毛の硬さ
硬さには「硬め」、「普通」、「やわらかめ」がありますが、「普通」がおすすめです。
汚れを落とすことだけを考えると硬めが一番だといわれています。ですが、ブラッシング圧の強すぎで、歯肉を傷つけたり、歯肉がすり減り、知覚過敏の症状もみられる場合があります。それとは逆にやわらかめは歯肉を傷つけにくいので、歯肉が腫れている方、重度の歯周病で出血しやすい方におすすめです。毛先のしなりが大きいので汚れを落とすのには時間がかかる為、丁寧に長めに磨く必要があります。
②毛先の形(細さ)
毛先には、少し丸みを帯びた「円状(ラウンド)」、先の細い「テーパード」の2つが一般的に言われている種類です。
円状と水平は歯の表面についたプラークを効率よく落とすことができるので、虫歯予防に効果が高いです。虫歯の出来やすいお子さんにおすすめです。
テーパード毛は毛先が細くなっているので、歯と歯茎の境目に届きやすいです。そのため歯周病予防や進行抑制の効果が高いです。歯茎が腫れていたり、出血がある方におすすめです。
③ヘッドの大きさ
一般的には縦が植毛3列で小さめの大きさが最適サイズです。ヘッドが大きすぎてしまうと奥歯や細かい部分へ毛先が届きにくく、磨き残しが多くなります。特に男性より女性はお口が小さい方が多いため、小さいサイズを選ぶことをお勧めします。ただ、ヘッドが小さすぎる歯ブラシだと、細かい部分まで磨けますが、時間はかかってしまいます。大きすぎず、小さすぎないものを選ぶのが1番です。(難しいですよね)
まとめ
皆さん、少しは参考になりましたでしょうか。歯の大きさ、並び方、残存歯の数など、お口の中は人それぞれです。
歯ブラシ選びの前に是非健診でご自身のお口の中を見てもらってください。
蔵元歯科医院では待合室に、歯ブラシを含め、当院でおすすめするセルフケアグッズを紹介するコーナーを作りました。
それぞれの歯ブラシの特徴も書いてあるので、お時間がなく、検診できない方も、できるだけ違いが分かりやすく紹介しています。是非お気軽に足を運んでくださいね。
分からないことがあれば、いつでもお声かけ下さい。