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2024.07.12

歯ぎしりや食いしばりに悩む方へ歯医者が提供する咬筋ボツリヌス治療法

こんにちは。

蕨市の歯医者、歯科衛生士の蔵元です。

 

歯ぎしりや食いしばりに悩む方々へ、咬筋ボツリヌス治療法(ボトックス)は新たな希望です。

この治療法は、ボツリヌス毒素を緊張した咬筋に注射することで、一時的に筋肉を弛緩させ、歯や顎にかかる過度な負担を軽減します。

施術は短時間で痛みも少なく、腫れもほとんどないため、忙しい日常でも気軽に受けられます。

蔵元歯科医院では、咬筋ボツリヌス治療法を提供しており、患者様の様々な悩みに対応しているので、今回は咬筋ボツリヌス治療法について説明したいと思います。

 

 

咬筋ボツリヌス治療法(ボトックス)とは

咬筋ボツリヌス治療法(ボトックス)とは、ボツリヌストキシンと呼ばれる複合毒素から毒素を取り除かれて抽出されたタンパク質の一種を過度に緊張している筋肉に注射することで、一時的に緊張をほぐす注射です。

美容の世界ではシワ取りで使用されているので有名ですが、歯科では筋肉を弛緩させる作用があるため、歯ぎしり・食いしばりに有効な治療法です。

歯ぎしりや食いしばりによる不調は、顎の痛み、歯のすり減り、歯の根元が削れる、歯が折れる、歯が欠けるなどです。銀歯などの詰め物をしている場合は歯ぎしりや食いしばりにより取れてしまうケースがあり、汚れが溜まりやすく虫歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。

他にはすでに歯周病を発症している場合は症状を進行させたり、口内炎や舌の炎症、顎関節症が起こりやすい状態になってしまう恐れがあります。

また、長期間にわたり、歯ぎしりや食いしばりによる悪影響を受けると、その被害は歯だけではなく顎や顔の変形、体の不調にまで広がってしまいます。

体の不調は、肩こり、頭痛、腕の痺れ、腰痛、股関節のずれ、全身の倦怠感、だるさなどがあり、至るところにまで影響がでる恐れがあります。頭痛や肩こりなど体に不調をきたすと、睡眠の質の低下にもつながります。

体の不調の原因が歯ぎしりや食いしばりであると自覚していない方が多数で、歯科医院で治療を受けて症状が改善された事例が多いです。

 

 

咬筋ボツリヌス治療法(ボトックス)の効果

咬筋ボツリヌス治療法で得られる効果としては

・歯ぎしり、食いしばりの緩和

・顎関節症の緩和

・食いしばることで起こる、頭痛や肩こりの緩和

・歯ぎしりが原因で進行する歯周病の治療

・発達した咬筋を弛緩させる(いわゆる小顔効果)

 

 

咬筋ボツリヌス治療法(ボトックス)のメリット

治療のメリットとしては、

・施術時間が15分~30分と短い

仕事や家事、育児で忙しい方にも最適です。

 

・施術時の痛みが少ない

針を刺したときに少し痛みを感じる程度ですので、大きな痛みを伴う事はありません。

 

・施術後の大きな腫れや痛みが少ない

施術後は、顔が大きく腫れたり、長時間痛みが続いたりすることは殆どありません。注射した箇所の内出血が起こる可能性がありますが、施術当日でも針を刺した箇所以外はメイクすることもできます。

 

 

咬筋ボツリヌス治療法(ボトックス)のデメリット

治療のデメリットとしては、

・効果を実感するには時間がかかる

治療後すぐに歯ぎしりや食いしばりが改善されるのではありません。効果を感じるには3~4日後から少しづつ緩和され、約二週間で症状が安定します。

 

・効果は3~6か月程度

一度の施術で効果が続くのは3~6か月が目安で、徐々に薄れてゆきます。回数を重ねると持続時間が長くなる傾向がありますので、定期的に治療を受けることをお勧めします。

 

・固いものが一時的に噛みづらくなる

咬筋の働きを柔らげるため、治療後は一時的に固いものが噛みづらくなる場合があります。他の筋肉を使って嚙むためですが、徐々に慣れていくと普段通りに食事ができ、過度な心配は不要です。

・保険適応外

 

 

咬筋ボツリヌス治療法(ボトックス)の注意点

咬筋ボツリヌス治療法の注意点としては以下があげられます。

・注射部位に内出血や腫れが生じる可能性があります。(1~2週間で消失します)

・噛むときに使う筋肉のバランスが変わるため、頭痛を引き起こしてしまう可能性があります。(数日で治ります)

・治療後1週間程度は顎が疲れやすくなったり、違和感を覚えたりすることがあります。

 

また、禁忌事項(治療を受けられない方)として、

・妊娠中、授乳中の方

・咬筋ボツリヌス治療法の注射を以前使用し発疹などが出たことのあるアレルギー体質の方

・重度の筋肉低下のある方、全身性の筋肉の病気のある方(重症筋無力症、ランバード・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症など)

・喘息などの慢性的な呼吸器系の病気がある方

・緑内障のある方

などです。

 

 

まとめ

今回の記事では、咬筋ボツリヌス治療法について紹介させていただきました。

歯ぎしり、食いしばりなどの症状ですと、その他の治療法としてマウスピースを装着する方法もあります。

しかし、マウスピースは口の中に装着しなければならないため、強い嘔吐反射がある方や、違和感を覚える方はすぐ外してしまったり、過度な歯ぎしりや食いしばりで、穴があいたり割れてしまうことがあります。

マウスピースは嚙む力から歯を守ったり、顎の筋肉の緊張を緩和する効果がありますが咬筋ボツリヌス治療法はその他にも顔のシワやガミースマイルの改善といった審美的にも効果が期待できる治療法です。

また、咬筋ボツリヌス治療法は歴史も長いため、美容医療で実績も多く、副作用が少なく安全性が高いといえます。

蕨市の歯医者、蔵元歯科医院ではマウスピース治療はもちろん、咬筋ボツリヌス治療法も行っていますので、気になる方はお気軽にお尋ねくださいね。

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