2026.09.14
口腔機能低下症とは?症状・7項目の検査・自宅でできる改善トレーニングを歯科衛生士が解説
こんにちは、蕨市の歯医者、蔵元歯科医院の衛生士蔵元です。
「最近、食事のときにむせるようになった」「滑舌が悪くなった気がする」「お口が乾く」。 そんな小さな変化は、口腔機能低下症のサインかもしれません。
口腔機能低下症は、加齢などによってお口の「感覚」「咀嚼(そしゃく)」「唾液分泌」「嚥下(えんげ)」といった働きが少しずつ低下していく状態で、歯科医院の検査で診断がつく病名です。早い段階で気づいて対策することが、生涯にわたって食事を楽しみ、会話に花を咲かせ、笑顔が続く毎日を支えることにつながると考えられています。
この記事では、蕨市の蔵元歯科医院の歯科衛生士が、口腔機能低下症の症状・原因から、7項目の検査内容と診断基準、費用の目安、そしてご自宅でできる改善トレーニング7選までをまとめて解説します。
口腔機能低下症とは?加齢とともに進む「お口の衰え」

口腔機能低下症とは、加齢により口腔の「感覚」、「咀嚼」、「唾液分泌」、「嚥下」等の機能が少しずつ低下してくる症状です。「口腔機能低下」を早期に自覚することで生涯にわたり、食べることを楽しみ、会話に花を咲かせ、笑顔が続く健康寿命を支えます。
口腔機能低下症には、そのしん診断をする検査があります。
特にお口の状態が以下に該当する方は検査することをお勧めします。
⊡歯の本数が20本未満の方
⊡舌苔(舌の汚れ)・舌が乾燥している方
⊡以前より、磨き残しが増えた方
⊡言葉が聞き取りにくい方
⊡施術中やうがいをするときにむせる方
⊡唾液が少ない方
検査は最大で7項目で行います。
目で見ての確認や、機器を利用した検査もあります。
⊡お口の中の衛生状態
⊡お口の乾燥
⊡噛む力の強さ
⊡舌と唇の動き
⊡舌の力
⊡嚙み砕く機能
⊡飲み込む能力
口腔機能低下症と診断された場合はお口の機能回復・維持のため、日々のトレーニングが必要になります。
舌ブラシ清掃(数日に1回/1回あたり10~20秒)
鏡の前で舌を出し、軽い力でゆっくりと前に引き出すように数回ブラッシングします。その際に、強くこすらないように注意してください。また、過度の清掃は舌を傷つけてしまうので、数日に1回で十分、多くても1日1回までにしましょう。
ブラッシング後にはブラシをよく洗い、通気性のよい所で乾燥させて下さい。
口臭の改善や誤嚥性肺炎の予防が期待できます。
スプーンプレス(朝夕計2回/1回あたり40秒)を2kを2回繰り返します。
舌の先端部分を鍛える
スプーンのすくう側の面を歯ぐきを優しく磨く時くらいの力で舌の先端に10秒間押し当てます。
舌の奥を鍛える
スプーンの反対側の面を歯ぐきを優しく磨く時くらいの力で舌の奥に10秒間押し当てます。
舌や頬を噛みにくくなり、スムーズに食事ができるようになります。
嚥下おでこ体操(朝昼夕計3回/1回あたり1~2分)
step1~step3を毎食前など朝昼夕計3回行いましょう。
step1手のひらをおでこに当てます。
step2おへそを見るようにうつむき、手のひらでおでこを押し戻すように押します。
step3その状態で5秒間キープして休むを10回繰り返します。
*喉仏のあたりに力が入っていることを意識しましょう。
スムーズに食べれるようになり、誤嚥リスクも軽減できます。
あいうべ体操(1日1回/1回あたり2~3分)これを30回繰り返します。
・「あ~」っと口を大きく開ける
・「い~」っと口を横に広げる
・「う~」っと唇を前に突き出す
・「べ~」っと舌をお口の外にだします
舌や頬を噛みにくくなり、滑舌も良くなります。また、ほうれい線が薄くなる効果も期待できます。
パタカラ体操(1日1回/1回あたり2~3分)
「パパパパパ…」というより、「パ」「タ」「カ」「ラ」をそれぞれ10回ずつこれを3周繰り返しましょう。
食事の前に行うとよい効果的です。唾液の分泌を促す効果もあります。
唾液腺マッサージ(朝昼夕計3回/1回あたり2~3分)
毎食後か後にそれぞれ行いましょう。
・耳下腺
耳たぶの前方にある、頬骨の下の辺りに人差し指から小指までの4本を当てて、円を描くように10回まわします。
・顎下腺
耳の下から顎先までにかけて、あごの骨の内側のやわらかい部分を親指で5回押してください。
・舌下腺
両手の親指を揃えて、あごの真下から舌を突き上げるイメージでゆっくりと上に10回押し上げます。
唾液の分泌量も増え、その唾液の働きによって虫歯や口臭予防効果があります。また、食べ物を食べやすくなり、舌や頬も噛みにくくなります。
舌回し(1日1回/1回あたり3分程度)
1~3を3周繰り返しましょう。
1、お口をとじたまま、上の前歯の中央の歯ぐきにある筋に舌の先端を当てます。
2、歯に沿って、舌を右頬へと時計回りにまわし、下の前歯の中央の歯ぐきにある筋を通って左頬へ連続して10回まわします。
3、逆回りに10回まわしていきます。
円を描くようにゆっくりと大きく舌をまわすのがポイントです。
唾液の分泌量が増え、その唾液の働きによって虫歯や口臭予防効果があります。また、食べ物を食べやすくなり、舌や頬も噛みにくくなります。
お口の機能低下=オーラルフレイルは要介護への入り口です。放置しておくと栄養が不足して身体全体が弱まり要介護へとつながっていきます。
蕨市で口腔機能低下症の検査をお考えの方へ
埼玉県蕨市の蔵元歯科医院では、口腔機能低下症の検査・管理に対応しています。
「これって年のせいかな?」と思われた段階で、どうぞお気軽にご相談ください。
- ご予約・ご相談:048-444-6677
- WEB予約:https://kuramoto-shika.com/reserve
- アクセス:〒335-0002 埼玉県蕨市塚越1-9-16 → https://kuramoto-shika.com/access