歯医者がお勧めする歯ブラシ以外の清掃補助器具

こんにちは、衛生士の蔵元です。

前回、歯ブラシの選び方について説明しましたが、今回は歯ブラシ以外の清掃器具について説明したいと思います。

歯ブラシ以外の清掃器具を補助的清掃器具といいます。歯間ブラシ、フロスなどを指しますが、今回は市販でよく売られている、歯間ブラシ、フロス、タフトブラシについて説明したいとおもいます。

①歯間ブラシ

歯と歯の間にできた広い隙間の清掃に適しています。フロスの通らないブリッジ（橋渡しの歯）の部分、フロスの苦手の方におすすめです。サイズの合ったものがよいですが、わからないときは、検診時に衛生士にきいてみてください。

②フロス

歯間ブラシが入らない狭い歯と歯の隙間の清掃に適しています。持ち手のついたタイプと手に巻いて使用するタイプがあります。初めて使用する方は持ち手のついたタイプがおすすめです。

③タフトブラシ

歯周病が進んで歯周ポケットが深くなった部分、奥歯の奥や歯列不正（上下の歯の位置がずれている状態）のため磨きにくい部分、矯正装置の周りへの使用に適しています。

この3つ以外にも舌ブラシやスーパーフロス（ブリッジの歯の無いダミー部位に適用）などがあります。あまり市販で見かけないものもありますが、気になる方は蔵元歯科医院のスタッフにお尋ねください。

「歯ブラシだけではダメなの？」と思う方もいらっしゃると思いますが、歯ブラシでは取り切れない歯と歯の隙間や狭い部分、届かない所の汚れを除去できるので、補助的清掃器具を併用することにより、汚れの除去率は80%～90%に上がると言われています。

ご自身の歯を守るためにも是非ご使用ください。